近年人気が高まっている「ドライガーデン」。
アガベやユッカ、サボテンを中心に、砂利や石を使った力強いデザインが特徴で、
おしゃれで手間のかからない庭にしたいと考える方に選ばれています。

しかし、SNSを参考に自己流で作ると、
「枯れてしまった」「石の配置が不自然」「雑草だらけになる」
など、意外と失敗が多いジャンルでもあります。

この記事では、ドライガーデンを数多く施工してきたプロの視点から、
ドライガーデンとは何か、どんな植物が合うのか、そして絶対に失敗しない作り方を分かりやすく解説します。

※この記事は mana’s farmによる専門記事です。

 

▼ 目次

ドライガーデンとは？

ドライガーデンの魅力（人気が上がっている理由）

ドライガーデンに向いている植物

初心者がやりがちな失敗

プロが実践する「失敗しない作り方」

石・砂利選びのコツ

施工前に知っておくべき注意点

施工事例紹介（写真挿入位置）

まとめ

お問い合わせ・見積もり案内

 

1. ドライガーデンとは？

ドライガーデンとは、
乾燥地帯の植物（アガベ・ユッカ・サボテンなど）を中心に構成した、砂利や石を組み合わせた庭のスタイルです。

自然界の“荒野・砂漠・岩場”を思わせるワイルドで力強い景観が魅力で、
近年は日本の住宅にも非常にマッチするとして人気が高まっています。

 

2. ドライガーデンが人気の理由

① とにかくおしゃれで存在感がある

アガベやユッカのシルエットは、1株で庭の主役になります。
SNS映え、外観の引き締まりなどで評価されています。

② 手入れがとても楽

水やり回数が少ない

落葉がほとんどない

剪定がほぼ不要

忙しいご家庭でも維持しやすいのが人気の理由です。

③ 石・砂利のカラーで“世界観”を作れる

白、黒、赤、グレー、ブラウンなど、色の組み合わせで世界観を作れるのも強み。

④ 家の外観（モダン・西海岸・和モダン）と相性が良い

意外とどんな家にも合わせやすく、外構全体をスタイリッシュに見せてくれます。

 

3. ドライガーデンに向いている植物

以下はプロが実際に地植えで多く扱う品種です。

・アガベ（王道）

チタノタ

パラサナ

ベネズエラ

アオノリュウゼツラン系

 

・ユッカ（シンボルツリー向け）

ロストラータ

リギダ

カルネロサーナ

 

・サボテン

金鯱

ウチワサボテン

柱サボテン

 

・その他の相性の良い植物

コルジリネ

ダシリリオン

アロエ

ソテツ

※気候により向く植物が変わります

 

 

4. 初心者がやりがちな失敗

① 排水が悪いまま植える

根腐れの原因No.1。
ドライガーデンは見た目以上に“地中設計”が大事です。

 

② 石の量・配置バランスが悪い

石が少なすぎる

高低差が作れていない

石の色に統一感がない

プロと素人で一番差が出るポイントです。

③ 植物のサイズ選びを間違える

アガベは品種ごとに大きさが全く違うため、
将来のサイズを知らずに植えると破綻します。

④ 防草対策を甘く見る

砂利だけだと雑草は必ず生えます。
シートの選び方と施工精度が重要です。

 

5. プロが教える「失敗しない作り方」

① 深めに“地中の排水層”を作る

砕石

砂利

通気性の良い土

この3層構造で排水性が一気に上がります。

② 高低差と石の“主役・脇役”を決める

石の使い方で庭の完成度が8割決まります。

大きい石を主役

中型をサブ

小砂利で統一感を出す

写真映えもこの工程で決まるほど重要。

③ 植物の「将来サイズ」を計算して配置する

アガベの将来幅を理解すると、
植える間隔の適正が変わります。

④ 日当たりと風の流れを計算する

風が抜ける場所はアガベに最適。
逆に湿気が溜まる場所はNG。

 

6. 石・砂利選びのコツ

外壁の色に合わせる

雑草対策は 2〜3cm 厚の砂利が最適

同じ色味でも粒サイズを変えると立体感が出る

大きい石は「埋める」のが基本（浮かせると不自然に見える）

 

7. 施工前に知っておくべき注意点

① 植物は“適地適作”が基本

耐寒性・耐暑性・塩害など、地域別に向き不向きがあります。

② 初期費用は一般的な外構より高めになりやすい

石材・運搬費が理由。
ただし、メンテナンスコストが低いのでトータルではお得。

③ 本気でおしゃれにしたいならプロ施工がおすすめ

石の配置と排水設計は経験値が必要。
DIYでもできますが、完成度は大きく変わります。

 

8. 施工事例紹介

沖縄での琉球石灰岩を使った施工事例

 

誰とも被りたくない人にオススメなコテコテドライガーデン

 

アガベとオージープランツを組み合わせたオージードライガーデン

 

リゾートな雰囲気とかっこよさを両立したリゾートドライガーデン

 

9. まとめ

 

ドライガーデンは、おしゃれ・メンテナンスが楽・家と相性抜群 と魅力が多い庭づくりです。

ただし、排水・石の配置・植物選びなど、
知識が無いと失敗しやすいのも事実。

プロの施工なら、
「10年後も美しい庭」を実現できます。

 

10. お問い合わせ・見積もり依頼はこちら

mana’s farmでは、ドライガーデン・植栽デザインのご相談を受け付けています。
「自宅に合うドライガーデンが知りたい」「費用感だけ聞きたい」など、どんな内容でもお気軽にお問い合わせください。